日本でも有名な鳥である「ハト」は、公園や駅、家のベランダなどでよく見られます。
ハトは親しまれることもありますが、一方で被害が多いという実情もあります。
群れる習性のために、集まったあとには糞の被害が残ります。
さらに、その糞から喘息の病状を引き起こすなど、見目や汚れの問題だけではなく、人間へ様々な悪影響を及ぼします。

そのためハトをなんとか撃退したいと考える人も少なくないでしょう。
そうは思うものの具体的にはどういった行動を取ればいいのか決めあぐねている人のために、ここでは「鳩よけ」の手段を紹介します。

目次

鳩よけの種類

ハトを退ける方法としては、鳩よけグッズを使う方法と、業者に頼む方法の二種類に分けられます。

鳩よけグッズのメリットは、自分で容易に設置できるものが多いため、手間を必要としないことです。
ものによっては安価で購入でき、鳩よけに成功すれば、出費をかなり抑えることができるでしょう。
デメリットとしては、ハトは意外にも執着心が強いため、失敗すればするほどその場所にとどまろうとし、結果的に長期滞在させてしまうことが挙げられます。
グッズに慣れてしまうこともあるため、そうした点では対策として甘い部分も出てきてしまうのです。

業者に頼むメリットは、危険な場所の施工も可能であることです。
当たり前ですがハトは空を飛びます。
被害の地点が高所にある場合も多いです。
こういった場所に自身で対策をするのは大変危険なので、業者に頼むことで安全に施工できます。
デメリットは、やはりまとまった費用がかかることです。
とはいえ、業者に頼むということはプロの技術にお願いするということですので、お金の面は仕方がないところです。
その分、的確な鳩よけが期待でき、相談にもきっちり応じてもらえます。
また、業者が用いる鳩よけの施工は効果が高いです。
失敗の確率はかなり低くなりますので、何もわからないまま鳩よけグッズで撃退を狙うよりもはるかにハトを退けやすくなるはずです。

鳩

鳩よけグッズの効果

まず、簡単な設置物では、CDやカラスの模型、剣山などです。
これらはよく見かけると思います。
設置するのが難しくなく、効果もあります。
しかし、景観を著しく損ねることと、ハトは学習能力が高いので慣れてくると再度寄ってきてしまうことがデメリットです。

次に、効果が高いものならば、鳩よけネットやテグスなどがあります。
物理的に侵入を許さないため、ハトの慣れはあまり関係なく使うことができます。
ゆるんだり破けたりして隙間などができてしまうと侵入される恐れもありますが、効果は望めます。
鳩よけネットは本格的になると値段も手ごろではなくなってしまいます。
価格帯を妥協することもあり、完全な鳩よけを考える場合、他の手段を取らなければならないかもしれません。

最後は、鳩よけスプレーです。
これは、ハトの嫌がるにおいを出して寄り付かせないようにする効果があります。
鳩よけスプレーを使うなら、ハトが寄ってきたタイミングで使えば効果が高まります。
使用直後が一番の鳩よけ効果を持つので、ハトが最も嫌がるタイミングだからです。
初めて来たハトも、その場所は安全ではないと感じ取り、あまり寄ってこなくなるでしょう。
鳩よけスプレーは非常に手軽に施工でき、利便性が高いです。
ですが、効果の時間は短く、また、頻繁に使うためコストがかさむかもしれません。そ
ういった方には、忌避剤という、塗布するタイプの鳩よけもおすすめです。

業者の場合

業者のメリットについては前述した通りで、安全に施工を行えることです。
他にも、業者によっては無料で現地の状況を確認してもらえる場合もあり、相談する価値は十分にあるでしょう。

業者が使う効果的な鳩よけは、電気ショックです。
ハトが飛来する場所に設置することで、寄り付かせなくできます。
ハトは学習能力が高いので、逆に、一度電気ショックを受けて警戒した場所に近づくことも避けます。
安全な場所ではないことを悟らせ、ハトをその電気ショック設置箇所の一帯から遠ざけさせるのです。
非常に効果が高く、これを施工してもらえば鳩よけの成功確率はぐんと上がります。
ハトに危害を加えることは法律として禁止されていますが、電気ショックは死傷させるほどのパワーは有しておらず、安心して設置することができます。
また、人が触れても安全です。
強めの静電気レベルの放電なので、もちろん人に危害を加えることもなく、心配はいりません。

もちろん、ハトの被害の度合いによって対処は変わってきます。
例えば忌避剤を使う施工もあります。
業者としっかり打ち合わせをすることで、確実な鳩よけを行うことができるでしょう。
施工の基本的な流れは、業者への連絡、調査・見積り、清掃、施工の順です。
アフターフォローもある業者であれば、再度訪問を受け、状態を確認してもらえます。
その後の保証もあれば安心です。

まとめ

鳩よけは、ハトの習性や学習システムを知ることで、効果的に作用します。
鳩よけグッズを使うにせよ、業者に頼むにせよ、的確にハトを退けるにはハトの動きを考えて対策することが重要です。

ハトにとって危険な場所であると感じさせることで、鳩よけは成功しやすくなるでしょう。
自身にあった方法を選び、ハトを撃退してください。