一口に鳩被害と言っても、具体的にはどのようなことで困るのでしょうか。

鳩の被害は、代表的なもので4種類に分けられます。
それぞれ、人に与える被害はどのようなものなのか、詳しく解説します。

最も多い「糞害」

糞害は、最もポピュラーな被害と言えます。

鳩には生活リズムがあり、いつも一定の場所で糞をする傾向があります。
一般家庭で頻繁に糞害が見られるのは、ベランダや窓枠、ひさしなどが挙げられます。

鳩の糞には多くの菌があり、アレルギーや健康被害を引き起こすこともあります。
寄生虫や伝染病を媒介することもあり、たかが糞と侮ることは出来ません。

玄関先や車庫の付近であれば、美観の面でも問題です。
鳩は身体の大きさの割に糞の量が多く、掃除が追い付かなくなることもあります。
鳩の糞には酸も含まれるため、金属部分に付着すると腐食していきます。
せっかくこだわりを持って設置したエクステリアが醜く腐食しては、色々な面でダメージを受けることになります。
糞による腐食は決して軽く見ることは出来ません。
海外では橋の崩落事故の要因となったほど、破壊的な影響がある問題です。

糞害により、このような衛生面、美観面、環境面での被害が生じます。

家庭菜園や植物を荒らす「食害」

基本的に鳩は、植物や虫を食べています。

鳩にとって、雨風がしのげて天敵もいない民家はとても居心地の良い場所です。
その上おいしい餌まであれば、至れり尽くせりの定住先となってしまうでしょう。

ベランダや庭で植物や花を育てていたり、家庭菜園などを楽しんでいる場合は要注意です。
周囲で鳩の糞を見つけたり、食い荒らされた形跡を発見したら、早めに対策をしましょう。

普段は作物にネットをかぶせておいたり、植物には無害な忌避剤を周りに撒いたりすることも有効です。
都合の良い餌場だと思われてしまうと、習慣的に飛来するようになってしまいます。

昼夜を問わない「鳴き声・騒音被害」

本当に苦手な人にとっては恐怖心すら覚えることもある鳴き声も、鳩の被害の一つです。
飛翔時の羽音や、手すりにとまったりする時の音も、静かな早朝や夜間であれば大いに気になるものです。

集合住宅の場合は隣家との距離も近いため、特にトラブルが起こりやすくなります。
鳩が昼間にしか来ないとしても、昼間に就寝する生活スタイルの人が近くに住んでいれば問題になりかねません。
放っておくと鳩は安心して、数を増やしてしまいます。

病原菌や寄生虫の危険も「衛生被害」

乳幼児や妊婦、高齢者な病弱な人がいる場合に最も深刻な被害となりうるのが、衛生面での被害です。

窓やベランダに鳩の糞があると、換気した時などに糞に含まれる病原菌やダニなどの細かい寄生虫が風と共に室内へ運び込まれてしまいます。
糞が媒介する病気には、喘息を伴うアレルギーや、重症になると肺炎のような症状を起こす「オウム病」、感染した人の2割に後遺症が残る「脳炎」など、恐ろしい症状をもたらすものがあります。
窓を開けないとしても、エアコンの室外機がベランダにある場合は、そこで取り入れた外気が室内にまんべんなく広がってしまいますので、油断は出来ません。

糞があったら、出来るだけ早めに掃除しなければなりません。
糞に触れるものは全て使い捨てのものを使用しましょう。
使い捨ての手袋をし、トイレットペーパーや新聞などで糞を取り除いたら、エタノールなど消毒が出来る薬剤で拭き取って仕上げをしましょう。
糞や使用した紙類はポリ袋等に入れて密封し、すぐに捨てることも大切です。

まとめ

主な鳩被害の4つをご紹介しました。
たかが鳩と甘く見てしまうと、健康被害や近隣トラブルなど、深刻な問題を引き起こしてしまうかもしれません。

鳩が来ていることに気が付いたなら、早めに状況に応じた対策をしましょう。