私たちの生活している環境にもコウモリは存在します。
あまりいい印象を持たれない生き物であることは事実でしょう。
そんなコウモリが人間に与える悪影響、被害は数知れません。
家の天井裏に巣を作られてしまい、とんでもない目にあったという人は後を絶ちません。

そんなコウモリが人に与える被害の種類や、コウモリの生態、そして対策についてお話します。

人間の生活空間に侵入し、害を与えるコウモリ

日本に一番多く生息しているコウモリは「アブラコウモリ」という種類のものです。
体長は5センチメートルくらいで、体重も10グラムと小さなタイプです。

アブラコウモリは、その小さな体をうまく利用し、小さな穴やほんのわずかな隙間から家の中へ侵入してきます。
そして暖かいところを好むことから、主に家の天井裏などに巣を作り住み着きます。
そのため、別名では「イエコウモリ」とも呼ばれています。

アブラコウモリは日本全域に生息しており、全国でアブラコウモリによる被害が後を絶ちません。
なかでも夏はアブラコウモリにとって一年で最も重要である繁殖時期に当たるため、活動も活発になります。
アブラコウモリは一度に3匹くらいの子供を産み、年々増え続けます。
天井に住み着けば、コウモリの糞の臭いはもちろん、湧いたダニやノミが天井裏から人の生活空間へと侵入し、害を与えます。

コウモリが人に与える被害

コウモリは雨風がしのげる暖かい民家の天井裏や、ビルの中などに住み着くことが多くみられ、人に対しては直接的ではなく間接的な被害を与えます。

コウモリによる最も多い被害の一つに「糞害」があげられます。
コウモリの糞の臭いは当然のことながら、大量の糞が天井からしみだしてきたり、乾燥した糞が空気中に飛散し、感染症の原因となったりすることも多くみられます。
そればかりか、コウモリによってダニやノミなどが大量に発生し、人間の居住する空間へ大きな被害を起こすこともよくあります。

ですが、コウモリは蛾やゴキブリなどの害虫を餌としていることから「鳥獣保護法」に守られており、傷つけることはもちろん、簡単に殺処分することは決してできません。

コウモリの糞から広がる感染経路

コウモリの糞から受ける感染症被害の一つとして、ペットが誤ってコウモリの糞を食べてしまい、感染病を引き起こしてしまった、という被害も多く見受けられます。
さらに、コウモリの糞を食べたペットとのスキンシップから、人間にまで感染してしまったというケースもあります。
そのため、もしコウモリが自宅に住み着いていることが分かっていれば、日頃からペットの口を除菌性のティッシュなどできれいにふき取り、人に感染しないよう心掛けることが必要でしょう。

その他にも、天井裏などにたまったコウモリの糞が乾燥し、その病原体を含んだ糞が空気中を漂い、人間の体内に入り、ハウスダストのようなアレルギー症状を引き起こしてしまうケースもあります。

一般的にはアブラコウモリは人畜無害と言われていますが、直接人を襲ったりするということはなくても、間接的に大きな被害を人間に与えているのです。

まとめ

コウモリによる、糞害だけではない恐ろしい被害や生態を取り上げてきました。
昔から私たちのすぐ近くで生息してきたアブラコウモリは、人間にとっての害虫を食べてくれる「益獣」であると同時に、人間へ間接的に害を与える、非常に厄介な生き物なのです。
私たち人間がそのアブラコウモリから被害を受けない為にも、絶対に家の中へ侵入させないことが必要不可欠なのです。

その予防作業はプロの駆除業者へ依頼し、専門的な目で点検してもらい、確実にコウモリ被害から自宅を守りましょう。
また、すでにコウモリの被害にあっている場合も、プロの駆除業者へ依頼し、確実にアブラコウモリに対応していきましょう。